合格の決め手になる!? アメリカの大学との面接

みなさんこんにちは!

アメリカの大学は、日本でいう「入試」ではなく、さまざまな書類(成績、エッセー(作文)、推薦状、テストスコアなど)で合否を決めます。一番大切なのは成績。アメリカの大学に留学しようと思っている人は、高校でできるだけいい成績をとるようにしてくださいね!

ほかにも、大学によっては面接も必須になっています。留学生の場合は、スカイプやズームを使っての面接が一般的ですが、その大学の卒業生が日本で会ってくれることもあります。

ボストンオフィスでは、毎年、この面接の練習を行っています。ボストンにいるスタッフと、日本にいる未来の留学生との間で、スカイプを使って練習します。

「面接 虎の巻」というプリントを使って練習するのですが、生徒さんからは「虎の巻って何ですか?」と聞かれることも。たしかにちょっと古い表現ですね。まぁ、マニュアルというような意味です。

練習では、本番の面接で聞かれる可能性の高い質問を想定して、それに対してどう答えるかを考えます。

まず必ず聞かれるのが、留学の動機です。

「どうしてアメリカに留学したいの?」

「アメリカ留学を考えるようになったきっかけは?」

こんな質問です。

これに対して、「英語がしゃべれるようになりたい」と答えたくなるかもしれません。

でも、それだけの理由であれば、オーストラリアでもニュージーランドでもイギリスでも、英語圏であればどこでもいいということになりますよね。

では、どうしてアメリカなのか? 他の国にはないアメリカの魅力とは何なのか?

もちろんこの問いに対する正解はありません。それぞれの人がそれぞれに考えて、誠実に答えればいいと思います。でも、1つだけ、他の英語圏の国とは違うアメリカのユニークなところを紹介しましょう。

アメリカは移民の国です。「人種のるつぼ」などともいわれますが、人種はもちろん、宗教、食べ物、言語もじつにさまざまです。

この「多様性」は、アメリカという国を大きく特徴づけています。自分と異なる意見や考えかたを、ただ「異なる」から認めないのではなく、積極的に理解しようというのが、アメリカ人の考えかたの根底にあります。その際のコミュニケーションも、とても大切にします。言いたいことはハッキリ言う、でも聞く耳もちゃんともつということです。

アメリカという国は、多種多様な意見や価値観を戦わせ、そこからイノベイティブでクリエイティブなアイデアを生み出してきました。

みなさんがアメリカに留学すると、本当にさまざまな意見や価値観、表現に接することになります。そこから多くを学び、視野を広め、価値観をアップデートするのはとてもすばらしい経験です。

どうしてアメリカに留学したいのか? 自分自身に問いかけてみる際に、上に述べたことが参考になれば嬉しいです!

ところでアメリカの大学との面接において、英会話の能力はそんなに問われません。たどたどしい英語でも、相手にちゃんと伝えよう! という姿勢を見せることのほうが大切です。

面接は自己アピールの最大のチャンスです。あと合格まで一押し、というときに、面接でのパフォーマンスが合格の決め手になるかもしれません。

これから留学しようという人は、どのようにすれば自分を最大限にアピールできるのか、ぜひ考えてみてください。そのときには、自分に遠慮しないで、思いっきり自分を褒めてあげてください。

「私の魅力って何だろう?」

「私のユニークなところって何だろう?」

みなさん、いかがですか?